大阪相続税申告相談室
よくある相続税申告に関する相談事例
相続税申告に関するご相談
2025年07月01日
相続税は誰もが必ず支払わなければならないでしょうか。(大阪)
入院中の父の容体が安定しないため、ある程度の覚悟をもって日々過ごしています。
相続手続きについて調べていたところ、相続税について書かれた記事を見つけ、自分も支払うことになるのか不安になりました。相続税について簡単に教えてください。(大阪)
相続税は、故人の遺産を引き継いだ方がその額により課せられます。
ご家族が亡くなると相続が発生し、ご遺族は「相続人」として様々な相続手続きを行うことになります。また、故人(被相続人)から遺産を相続した場合、引き継いだ総額が基礎控除額を超える場合には、超えた額に対して相続税の支払い義務を負うことになります。
相続税申告までの大まかな流れは下記のようになります。
- 相続人の調査
- 相続財産の調査
- 遺産分割協議
- 相続財産の名義変更
- 相続税申告
相続税申告の対象は遺産を相続した全ての方ではなく、下記の計算式で算出された相続税の基礎控除額が一定額を超えている場合のみ相続税申告が必要となります。
基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
また、相続税申告には期限があり、「相続が開始された日(通常は被相続人の死亡日)の翌日から10か月以内」に申告および納付までを済ませないとペナルティーとして「加算税」や「延滞税」を追徴される可能性があるため、注意が必要です。
さらに、相続税の申告・納付期限を過ぎた場合、小規模宅地の特例や配偶者の税額軽減などといった、相続税額を減らすことのできる制度の適用ができなくなります。本来減らせるはずであった相続税が高額となり、せっかくの資産を無駄に減らすことになりかねませんので、くれぐれも相続税申告・納付期限は守るようにしましょう。
大阪相続税申告相談室では、経験豊富な専門家が大阪ならびに大阪近郊の皆様の相続税申告のお手伝いをさせて頂きます。大阪ならびに大阪近郊の皆様からのお問い合わせを、心よりお待ち申し上げております。